こんにちは、こまつです。
普通自動車免許を取得するために教習所を調べていると、第一段階、第二段階という言葉を目にするかと思います。
今回は学科教習の第一段階、第二段階について詳しく解説します!
第一段階と第二段階の仕組み
普通自動車免許を取得するための教習は、学科教習、技能教習共に第一段階、第二段階とわかれています。
ざっくりと説明すると、第一段階では路上で運転するために必要な基礎的な知識を、第二段階ではより安全に運転するための知識を学ぶ内容になっています。
この第一段階から第二段階に進むためには仮免許を取得する必要があります。
第一段階では教習所内しか運転することができませんが、仮免許を取得することで路上教習を行えるようになるのです。
仮免許取得後の路上教習で必要な知識を第一段階で学び、本免許取得後自分で責任をもって運転する際に必要な知識を第二段階で学んでいると考えればよいかと思います。
第一段階の内容について
第一段階の学科教習の時間数は10時間ですが、内容としては14項目あります。
主な内容としては運転をする上での心構えやマナー、道路上で運転するための交通ルールなどです。
- 運転者の心得
- 信号に従うこと
- 標識・標示等に従うこと
- 車が通行するところ、車が通行してはいけないところ
- 緊急自動車等の優先
- 交差点等の通行、踏切
- 安全な速度と車間距離
- 歩行者の保護等
- 安全の確認と合図、警音器の使用
- 進路変更等
- 追い越し
- 行き違い
- 運転免許制度、交通反則通告制度
- オートマチック車などの運転
引用元:https://www.police.pref.kanagawa.jp/insp/sinsa/sinsaf18.pdf(神奈川県警察のホームページ上、指定教習所の指定のための審査基準より)
受けてみるとこんなことも法律で決まっていたの!?とびっくりすることがあるかと思います。
私は雨の日に車を運転するとき、歩行者の横を通る場合には距離をあけるかスピードを落とすなどし、道路にたまった雨水を跳ね上げて歩行者にかけてはいけないというのに驚きました。
濡れないよう歩行者が気を付ける、ゆっくり通ってくれる車が特別親切な車だと思っていたのですが、しっかり定められているんですね。
第二段階の内容について
第二段階の学科教習の時間数は16時間、内容としては17項目です。
主に事故防止についてなど安全運転をするためのマナーや自動車の保守管理方法などを学びます。
また、応急救護など事故に出会った時、起こしてしまった際に必要な知識も扱います。
- 危険予測ディスカッション
- 応急救護処置Ⅰ
- 応急救護処置Ⅱ
- 死角と運転
- 適性検査結果に基づく行動分析
- 人間の能力と運転
- 車に働く自然の力と運転
- 悪条件下での運転
- 特徴的な事故と事故の悲惨さ
- 自動車の保守管理
- 駐車と停車
- 乗車と積載
- けん引
- 交通事故のとき
- 自動車の所有者等の心得と保険制度
- 経路の設計
- 高速道路での運転
引用元:https://www.police.pref.kanagawa.jp/insp/sinsa/sinsaf18.pdf(神奈川県警察のホームページ上、指定教習所の指定のための審査基準より)
第二段階では事故についてや事故の起こりやすい状況について学ぶことが多く、第一段階よりも深刻な内容になります。
そのため気持ちが暗くなることもあるかと思いますが、大事な内容ですので頑張りどころです。
学科の第二段階はセットで技能教習とセットで受けるもの、技能教習の高速教習の前に受けなければいけないものなど受けるべきタイミングが決まっているものがあります。
そのため、時間がある方はどんどん学科教習を受け進めておくのがおすすめです。
試験のためだけでなく、運転に活かせるような学科教習を
危険予測ディスカッションは、私の時は他2人の教習生と一緒に路上教習に出ました。
その運転をドライブレコーダーに記録し、その映像を見ながらみんなでここが危険だった、この判断は良かったなどインストラクターと一緒にディスカッションしました。
自分の運転を見られるのはとても緊張しましたが、自分の運転の癖や人と気づく場所の違いなどを知ることができとても有意義で印象深い教習でした。
学科、ときくとついつい試験を目標に丸暗記したくなってしまう人もいるかもしれませんが、教習内容はそれぞれ、免許取得後に運転する際に必要な知識となってきます。
ぜひ運転後のどんな場面でこの知識が必要になるかイメージしながら学科教習を受けることをおすすめします。